【僕だけがいない街】作者三部けいの今読みたい漫画(コミック)作品集

三部けいさんの作品を読んだのは「僕だけがいない街」が最初でした。というかこの漫画ではじめて作者の「三部けい」さんを知りました。
私の兄弟は結構漫画を読むので、たまに面白い漫画の話をします。その際に出てきたのが「僕街」。当時は2巻までしか出ていなくて、読めば読むほど早く次の巻が出るのが楽しみな作品でした。
「僕街」はアニメや映画にもなりかなり有名な作品になりましたが、その他の漫画もかなり面白いです。サスペンス作品が好きな私はすぐに三部けいさんの作品にはまりましたねぇ。おススメは「鬼燈の島―ホオズキノシマ― 」ですね。同じ様に次々と読みたくなるサスペンスもので、全4巻なので一気読みが最高です!
サスペンスやホラー系が多い三部けさんの他作品を集めてみましたのでご紹介させて頂きます!

三部けいプロフィール

  • 三部けい(三部 敬 さんべ けい)
  • 北海道苫小牧出身の漫画家。
  • 1990年に第40回手塚賞佳作、 第41回手塚賞準入選 。
  • 1995年にアフタヌーン四季賞春のコンテスト準入選。
  • ヤングエース2012年7月号から2016年4月号まで 「僕だけがいない街」を掲載。
  • ヤングエース2012年8月号から「夢で見たあの子のために」をスタート。現在掲載中。

夢で見たあの子のために(1~3巻)

「夢で見たあの子のために」ってどんな話?

13年前に起きた殺人事件で家族を失った中條千里は復讐の為に日々の生活を送っている。力と金はすべて復讐という目的を果たす為に目的は厭わない。誰が自分の家族を殺したのか、千里は果たして犯人を見つけ復讐を果たす事ができるのか。
「僕だけがいない街」の三部けいが新たにスタートしたヒューマン・サスペンス作品。

1巻~

三部 けい

角川コミックス・エース

<1話を読んでみた感想>

正義感あふれる主人公の中條千里、かと思ったのですが実はお金を巻き上げる為に悪い事も厭わない「僕だけがいない街」の主人公とはまったくの別顔。でもそれは家族を殺された復讐を果たす為に手段は厭わないという事だったんですね。
施設で千里が描いた絵を切るシーンなど犯人への復讐心が強く伝わる千里の心理。テレビの中で見つけた犯人。果たして千里の復讐は果たされるのか!

非日常的なネパール滞在記(全2巻)

「非日常的なネパール滞在記」ってどんな話?

ネパールが大好きな三部けいさん一家が、ネパールの楽しさ、料理、出会いありの素敵な国ネパール滞在エッセイコミック。

全2巻完結

三部 けい&りえ

ビッグガンガンコミックス

<1話を読んでみた感想>

漫画家三部けいさんとイラストレーターの奥様と息子さん3人家族のネパール滞在エッセイ漫画。ネパールがどういう国なのか、どんな感じなのかまったく知りませんでしたが、この漫画を読むとネパールってそんなに楽しい所なの?と、ちょっと行きたくなります。ネパールに行った事のない方、興味がある方にはぜひ読んでもらいたい1冊です。

僕だけがいない街(全9巻)

「僕だけがいない街」ってどんな話?

デビューはしているが漫画家としてパッとしない29歳の藤沼には特別な力「リバイバル(再上映)」を持っていた。本人は面倒毎に巻き込まれてたくはないが、リバイバルが起きると少し前の過去に戻り、なぜ過去に戻ったのかその原因を探さなければ時間は前に進まない。藤沼が小学生の時に起きた解決したはずの同級生誘拐連続殺人事件前の過去に戻った小学生の藤沼は何を想い、何をしなければならないのか。
映画やアニメにもなった超人気作品。

全9巻完結

三部 けい

角川コミックス・エース

<1巻を読んでみた感想>

三部けいさんの作品は初めて読んだ作品がこの「僕だけがいない街」でした。過去に戻る「リバイバル」という力が、何か人を助けないと戻らないのですが、1巻では過去の断片が出てきて、これから大きな事件が起こる前段階になっています。個人的にサスペンスが好きなので、この登場人物や過去の紹介から本線に入っていく感じがとっても好きな感じ。1巻でも起こる現在の事件と過去に起こった事件の関係性は?犯人は一体誰?と続きが読みたくなる作品です。

鬼燈の島―ホオズキノシマ― (全4巻)

「鬼燈の島―ホオズキノシマ―」ってどんな話?

家庭に問題がある子供たちを引き取る施設「鬼燈学園」にやってきた小学4年の鈴原心(すずはらこころ)と妹の5歳の夢。
学校を案内してくれた教師の甲斐雪野から「今通ってきた階段以外は登らない様に」と告げられる。 島に現れる白いワンピースの少女の幽霊、血の付いたナイフを持った人物。この島で起こる謎の事故や事件。子供たちが島の謎に挑むサスペンス作品。

全4巻完結

三部 けい

ヤングガンガンコミックス

<1話を読んでみた感想>

最初のシーンで何かから逃げ、身を隠している主人公と妹。その二人を追いかける謎の人物。「助けて」「殺さないで」とかかれた板の壁が描写されていて、この後とんでもない事件に巻き込まれる感が満載の始まりがいきなり描かれています。
主人公も母親から見捨てられ鬼燈学園い来た様ですが、他の生徒たちも何かしら影がある様に思えます。
6年生の力也から「大人の言う事を信じるな。死にとうなかったらな。」と言われビビる心。そういうあたり、この島には既に何かがある感じですね。血のついたナイフを見つけ1話目からいきなり事件の匂いがプンプン。
4巻完結なので一気に読みたい作品です。

菜々子さん的な日常REVIVAL(全4巻)

「菜々子さん的な日常REVIVAL」ってどんな話?

昭和の北海道。ノスタルジーな木造校舎を舞台にちょい悪男子の瓦と天真爛漫な同級生の菜々子が織り成すちょっぴりエッチな学園コメディ漫画。

全4巻完結

瓦 敬助

ビッグコミックス

<1話を読んでみた感想>

とにかく懐かしい感じがする漫画です。誰しも青春時代があり、こんなちょっとエッチなハプニングがあったら嬉しかった男子は多いんじゃないでしょうか。1話読み切りで読めるコメディ漫画なので、全4巻どこから読んでも笑える面白い漫画です。

魍魎の揺りかご(全6巻)

「魍魎の揺りかご」ってどんな話?

「『死』への揺らぎに、眠りつくは賢人。駄駄(だだ)を捏(こ)ね、生き場を求めるは愚者。赤子が零(あや)し、魍魎(もうりょう)が笑うこの“檻(かご)”は最早、舵を失った船のように、ただ彷徨うことしかできない──…。」というあらすじ。修学旅行で突然現れた殺人鬼による死の宴。一体なんの目的でこんな殺戮が行われるのか。生徒たちはこの悲惨な惨劇から逃れる事はできるのか。

全6巻完結

三部 けい

ヤングガンガンコミックス

<1話を読んでみた感想>

いきなり!?というくらい1ページ目から斧を持った恐ろしい男に襲われるシーンからのスタート。辺りは静かになり友人「雅」を見つけた「真琴」だが安心してとった手は切り落とされていた。最初から説明がないパニック状態です。
修学旅行先で起こった殺人鬼と呼ばれる人物の登場。生徒を守った先生の豹変。そしてその場所は客船の中だった。これから生徒たちはどうするのか、続きが気になるサバイバルホラー漫画です。

カミヤドリ

「カミヤドリ」ってどんな話?

「カミヤドリ」それは人間を異形の怪物に変えてしまう恐ろしい伝染病。
シティに蔓延する奇病・カミヤドリのため、人類の暮らしは困窮していた。管制局特捜隊のエージェント・「右腕」のジラルドは謎の少女ヴィヴィとともカミヤドリ発症者の直接処理にあたる。駆逐する為には体内のウイルスごと感染者を殺すしかない。人類を守る為、安の対カミヤドリ専門特殊部隊「特捜(スカッドラ)」はかつての人間に銃を向ける。

全5巻完結

三部 けい

角川コミックス・エース

<1巻を読んでみた感想>

「奇病カミヤドリ」によって、母親が子供の前で異形な姿に変わっていく・・・そこへ現れた謎の少女ヴィヴィの銃によって母親は退治される。この恐ろしい伝染病は一体なんなのか。という風の谷のナウシカ?的な話なのかなと思っていたのですが、結構現代的。
感染ストーリーは映画でも結構ありますが、同じくカミヤドリとはなんぞや?など謎解きの要素もあり面白い。
主人公「左利き(レフティ)のジラルド」がまたカッコいいのですが、ヴィヴィもまた謎っぽくて可愛いです。

神宿りのナギ

「神宿りのナギ」ってどんな話?

「カミヤドリ」それは人間を異形の怪物に変えてしまう恐ろしい伝染病。奇病カミヤドリとの戦いを続ける人類に新たな戦士が現れた「影刻み」の二ツ名で呼ばれる少年ナギは人類の絶望的な戦いに終止符を打つ切り札となるのか?
前作「カミヤドリ」から数年後の物語。

全3巻完結

三部 けい

角川コミックス・エース

<1巻を読んでみた感想>

新たな主人公「ナギ」。そして前作から登場しているヴィヴィの謎も今作では解けるのかな?
レビューでも面白い!スッキリした!などの書き込みが多いので、一気読みします! 前作「カミヤドリ」からの続きとなっていますので、カミヤドリ1~5巻を読むとさらに面白い作品になっています。

パズル(全2巻)

「パズル」ってどんな話?

エリートが集まる進学校の徳明学園にテロリストが侵入。3年A組だけが学校内に拉致され、担任教師の安田が人質に取られる。48時間以内に2000ピースのパズルを探し出して絵を完成させなければ担任教師が吊るされてしまう。生徒たちの死をかけたゲームが始まる。

全2巻完結

三部 けい

角川コミックス・エース

<1話を読んでみた感想>

人気小説家「山田 悠介」と人気漫画家「三部 けい」のサバイバル漫画。小説のパズルは読んでいましたが三部けいさんの絵が入ると、自分の頭で想像していたキャラクター像がさらに強調されとても面白くなっています。
何の目的でテロリストたちは学校を占拠したのか。なぜ3年A組だけなのか。担任の安田に秘密があるのか。上下巻の2冊完結なので一気読み必須です。
しかし進学校とはいえ担任の安田はイヤなやつですねぇ。生徒が可哀そう。そこにも何か秘密があるのだろうか・・・。

テスタロト

「テスタロト」ってどんな話?

男たちが生きる荒野は、血肉飛び散る粛清の大地。世界は「教皇庁」の教えによって支配され、それに従わぬものは異端とされ闇に葬られる世界。主人公のレオニダスはその荒野の中で己の生きる道を突き進む!

全4巻完結

三部 敬

ドラゴンコミックスエイジ

<1巻を読んでみた感想>

教会、修道院の話から中世風な感じで始まる物語。私はこういった歴史的背景がある物語は好きです。テスタロトとは「頭の固ぁ~い法の守護者」という意味な用で、その昔行われていた酷い魔女狩りや異端児に対する差別。そして宗教の思想やそれに対立し戦うものがこの作品では語られています。最近の三部けいさんの作品とはまた違った感じで面白いです。